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崎本 智(6)の創作スタンス

小説家と批評家の2人の自分を用意する―僕は批評というジャンルが好きで、ひとりの批評家をじぶんの中につくり、小説家として書いたものを、できるだけ厳しく読みたいと思います。

まぁ客観的にみてみる。という言葉と変わりないのかもしれませんが、熱に浮かされたラブレターのように小説を書きたくないということです。

 

あとは、小説は物語がなければ稼働しないとおもうのですが物語に支配されてしまってはそれは「お話、読み物」になってしまうはずです。では、何が必要か。

物語を駆動させる力を止める、根源的な小説の力=停滞です。

 

たとえば男女が見つめあっている。いかにもラブロマンスな光景。

そこに男が女の子の眼にメクソ(!)がついていることに気付く。男はがぜん、メクソに興味をいだき、小説はメクソの描写に移行していく……ような!

 

こてこての例をだしてしまったのですが、物語に停滞の亀裂が入るような……亀裂が入りながらも、登場人物たちが物語に翻弄されるような不均衡であやうい小説を書いてみたいのです。