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創作企画プレゼンテーション

書き手のための実践的創作企画資料
当日配布資料
書き手のための実践的創作企画.docx
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2012年8月17日(金)

 

イコぴょん: こんばんは。

イコぴょん: ちなみに昨日、すでに神崎さんと6さんには、企画の概要を喋っています。かれらには、賛同をもらっています

小野寺: もう始めますか

イコぴょん: では人数が少ないですがはじめます。レジュメは読んでいただけましたか。

小野寺: ええ

Rain坊: はい

イコぴょん: まず現状の、問題点から述べます

イコぴょん: ①twitter文芸部には、書き手のためのイベントがない。

②書き手の実力が、今一つ向上しているように見られない。

この2つが、企画を立ち上げた、大きな動機です

イコぴょん: 合評会はあるのですが、合評会によって出てきたものを、処理・実践するのはあくまで作者自信の孤独な取り組みとなり、何を得ればいいのか、どう書けばいいのか、という点で、困っている作者はけっこういるのではと思います。

イコぴょん: 書きたいけれども書けない。書いているんだけど、手ごたえが得られない。そういう状態を、ひとりではなく、みんなで突破するためのイベントとしていきたいと思います。

イコぴょん: そこで、荒っぽいやり方となりますが、チャットでのリアルタイム創作を行います。

イコぴょん: たとえば①1行小説。清水良典さんの本で紹介されていたのですが、これはたった1行で、「小説」とよべるものを書く、という試みです。

小野寺: まあ、それは重要ですね

イコぴょん: ありがとうございます。詩歌ではなく、小説です。「小説」とは何かを考えながらどういうものが小説として奥行きがあり、豊饒なものたりえるのかをみんなで徹底的に考えます。実際に、手を動かしながら、です。

イコぴょん: また②は、先人の作品の書き方を模倣するやり方です。各人がすぐれていると思う作品を持ち寄り、その印象的な一部分を挙げます。それを、場所や人物などを組み換え、文章を変えて、すっかり自分の小説に仕上げるのです。これは断片でかまいません。その作家のリズムを模倣することで、悩んでいる人は、突破口を見いだせるかもしれません。ちなみにここでは、すぐバレるものではなく、巧みな模倣が重要です。

イコぴょん: 最後に③ですが、これは、絵画の事物を描写する、というものです。たとえばモネ、ゴーギャン、ゴッホなどの有名作品をみんなで描写する。ただしこれも、「小説」の一場面として、でなくてはいけません。このようにしてできあがる作品たちが、公募に出される小説の一場面になってもよいし、最終的に何か結晶化されることがあればすばらしいと思います。

イコぴょん: ひとりで書くのはたいへんです。せっかく部にいるのですから、みんなで、切磋琢磨していきませんか。

イコぴょん: 以上ですが、ご質問、ご意見など、受け付けたいと思います

Rain坊: ③なのですが、これは絵画のみで行うのですか?

イコぴょん: 絵画のみ、というと?

神崎: 動画等でしょうか

緑川: こんばんは!

Rain坊: 写真や風景や動画などは対象にしないのですか? ということです。ついでに音声、音楽、なども考慮にいれてみると面白いのでは。

小野寺: あ、それ面白い質問だと思います

イコぴょん: こんばんは、緑川さん

イコぴょん: Rain坊さん、写真や動画などもアリかとは思います。ただしそれがアマチュアの作品であるよりも、プロのすぐれた作品、そして自分たちと一見かけ離れた場所にいる人物の作ったものである方が、やりがいがあると思います。

Rain坊: なるほど、そういう意図もあるのですね<イコぴょんさん

小野寺: そうですね、芸術的なセンスを磨くという意味では有名なモノの方が参考になります

イコぴょん: 昨日も、その話題にちらっとなったのですが、はじめは、ジャンル的にあまり手を広げない方がいいのではないかという意見が出ました。>音声、音楽

イコぴょん: まずは絵画でやってみませんか。そこからステップアップ、ジャンルチェンジを考えていく。

イコぴょん: いかがでしょう、とにかく、「書く」ことに重きを置くイベントです

小野寺: 実は私はこういうのをあまり広めてほしくはないのですが(笑)

イコぴょん: というと

小野寺: ああ、すでにやっています

イコぴょん: やっている人もいるでしょうね。

小野寺: こういう観点から作品をみられると、なんだかなあと。

小野寺: この3点は公募にはきついかもしれませんね。短いのならなんとかなるけど長いのは難しいです。

イコぴょん: もちろん、ここで書いたものをそのまま使う、という人はいないと思います

小野寺: とくに②はすごく難しい。もう何十回試みたか。

イコぴょん: 孤独な試みよりも、みなで話し合うという点が重要なのではないでしょうか。秀作は必要ありません。習作でいいのです。こうして書かれたものが、即座に他者の目にさらされる。これが得難い経験だとも思います。

小野寺: 書けない人が書けるようになるというのは納得します。ただ、そこから先は別メニューが必要かと思います。

イコぴょん: 別メニューですか。

小野寺: まだまだ先はあると思うのですよ

イコぴょん: ではその先も考えていきましょう

小野寺: ま、今すぐに考えなくてもいいかもしれませんけど

イコぴょん: そうですね、今すぐではなくても、これをきっかけに、どんどん書き手の技術と意欲向上につながるような方法を考えていきたいです。

イコぴょん: ちなみに昨日6さんからは、ひとつ、小説の構造についての訓練の方法を、提示していただきました。後日、6さんが語ってくださるようです。

小野寺: 詰め込み過ぎはよくないです

イコぴょん: つめこみすぎですか

小野寺: 清水さんの方法をやったことのある人ない人の確認も必要かもしれません

緑川: 三つともやったことはないですね

小野寺: へええ

イコぴょん: やったことある、ない、を確認するのはいいんですが、それは必要なことでしょうか

小野寺: すでに自分でやっている人には物足りなくなるのではないかと思います

イコぴょん: うーん

イコぴょん: 物足りない、という考え方は、ひとりでやる、という考えが、強いからだと思います。それを人にさらす、評価される、どういうものがよいものなのかを話し合う。この時間に価値を見いだせないでしょうか。さらにいえば、自分が予想もしなかったものを、テキストとして、参加者が引っ張ってくる可能性があります。

小野寺: 結果として長いものを書くときにはどうなのかという疑問があるんですね

イコぴょん: 長いものを、この3つでカバーすることはできません。それはチャットでやる限界をこえているようにも思います。

小野寺: でも公募ですでに100枚以上を書いている人にはどうかなとおもいますね。

イコぴょん: 問題の本質は、たとえばプロを目指している部員が、誰ひとりとして、プロになっていないことです。

小野寺: それはすぐにはなれんでしょう

イコぴょん: だから、そのための道として、これを提示しているのです。部には、おしゃべりを楽しむだけの、仲良しグループであってほしくはありません。

小野寺: 私はやらないとは言っていませんが参加者は限られるかもしれないと思っているだけです

イコぴょん: 書き手は、書くことを真剣に考えてほしい。書くことに対して、部が貢献できることは何か。そういう目線で考えてみたのです。この考え方が魅力的でないのならば、しょうがありません。

小野寺: 他の方はどうでしょうか

緑川: 正直なところ、よく分かっていないかも。自分が何かを書くときに、こういうことを考えて書いたことがないからでしょうけど。ただ、されるのであれば参加させて頂くつもりです。知らないことを、知る機会になるかもしれないので。

イコぴょん: 前向きにとらえていただけるならありがたいです

小野寺: 要はイコさん自身の公募の役に立つかどうかという点も重要かと思うのですよ

イコぴょん: この企画の大本の動機は、9割9分自分のためです。

小野寺: それならば大いに賛成です

イコぴょん: 自分ひとりでやっててもいいんですが、そんなの、書き手がごろごろいるのにもったいない。みんなの意見を聞いたり、みんなの作品を見るのも、大いに参考になる刺激になる。自分のためですよ。

小野寺: 今までにイコさんはこの方法を試みたことはないんですか

イコぴょん: 文体を壊したくて、町田康を使いました。大学時代の話です。知らず知らずとらわれていた既成観念を、町田が崩してくれました。

小山内 豊: こんばんは!

Rain坊: こんばんは

イコぴょん: ちょうどプレゼンテーションが終わったところでした

小山内 豊: そうでしたか。ちょっと静かに話の流れを見ます。

小野寺: こんばんは。

イコぴょん: 一息ついたところでしたので、小山内さんに喋っていただいてかまいませんよ

小山内 豊: イコさんは立派だと思う。私にはほかの部員の表現力を向上させようという、積極的な動機があるかどうか……。まぁ私自身の未熟な表現力もその場に参加することで磨かれるわけだけども。

イコぴょん: 自分自身書きあぐねていたところで、この企画を立ち上げたのも、前から何かやりたいと思っていたところを、清水さんの本から具体的な例をもらって、後押しされた結果なんですよね。ほかの部員の、というよりも、まずは自分がもっと部で勉強したい。そしてそれによって自分の表現力が向上し、みんなの表現力も向上すれば、それはすばらしいことだな、と思ったのです。書き手には、得はあっても損はない企画だと思うのです。

イコぴょん: 何かご質問など、ございますか>小山内さん

小山内 豊: いいえ。表現力の向上を目的としたイベントには賛成です。アプローチはもうすこし考えてみたい気もします。

イコぴょん: はい、いっしょに考えていただけると助かります。ためしに何か一つ、予定を決めて実施してみてもいいですか。敷居が低いのは、1行小説かと思います。(実はもっとも厄介にも思うんですが笑)

小山内 豊: えーっと、ほかの方のご意見は?

イコぴょん: ほかの方からも、積極的にご意見いただきたいですね

Rain坊: なるべく毎日できるようなほうがいいような気がします

イコぴょん: 毎日!

Rain坊: 自由参加形式みたいにして

小山内 豊: ホストの孤独な戦いにならないという見通しがあればね~

イコぴょん: 現状の芥川賞読書会の様子を見ると、ちょっと厳しいかな。それも部員の火のつきようによって変わってくるとは思うけれど。

緑川: 芥川賞読書会は、私は孤独な戦いでも続けるつもりですけどね

小野寺: そうです

イコぴょん: でもまあ書く作業というのも同じで、とにかく継続が力なりですからね

小野寺: 芥川賞読書会の日程もにらまないと

緑川: この半月は仕事が盆前の繁忙期だったのでおとなしくしてましたが、そっちはそっちで、コンスタントに続けますよ。一人でも。

Rain坊: 一行小説の場合は、これは例えばですが投稿版みたいなところに投稿する的な形であれば、毎日できる人はできますし、都合が悪い人は出さないだけです。あとは一週間ごとに感想を言っていくとか・・・無茶苦茶でしょうけどこういう感じなのはどうですか?

イコぴょん: 毎日30分ずつ時間を設けて、その間で一週間継続して行う、とか

イコぴょん: お題発表

↓(創作10分間)

発表、感想・批評タイム(20分)

Rain坊: こういうのは積み重ねだと思うのであまり日が空くと微妙だと思うんです

小山内 豊: 作品の形式はいろいろあるとして、できるところから積み重ねていく、ということを考えると、はじめは全三回ぐらいの予定で、ホスト役二人が対談みたいにして評価する、とか、どうでしょうか。

イコぴょん: 積み重ね、たしかにそうです。人が集まりやすく現実的なのは小山内案だと思います。ただ評価は、みんなで喋った方がよいと思います。

小山内 豊: まぁそうですね。たとえば私がホストをやったら、好きじゃない作品をばっさりとかやりかねません。

イコぴょん: 投稿版をもうける、これも取り入れたいですね。たとえばskypeのグループを作成して、練習用スペースとして保存しておくという形があると思います。ばっさりとやるのも大切ですが、みんなで話し合った方が広がりますからね。

イコぴょん: 練習用スペースでは、自由に感想などを言い合ってもよいことにする。それなら、毎日やれる人は毎日やれるのではないでしょうか。見てもらえるチャンスもある。

イコぴょん: まとめると、全三回(仮)の、みんなで集まるイベントとしての時間を取る。それ以外のところでも練習のできるスペースを、作成する。

いかがですか。よければもう少し具体案を出します

小山内 豊: いいと思います。

イコぴょん: 【小説の書き手のための実践的創作企画】

 

①1行小説

8月19日(日)19時~(約2時間)

お題を一人一つ用意してくること。

 

②先人の作品を作りかえる

8月24日(金)19時~(約2時間)

すぐれていると自分が思う作品と、紹介したい文章を、用意してくること。

 

③絵画から創作する

9月2日(日)19時~(約2時間)

書き手がインスピレーションを得られるような絵画を用意してくること。

 

イコぴょん: これでどうでしょうか。みなさんご意見ください。

小山内 豊: 個人的なことになってしまうのですが、イコさんがレジュメでも上げられた三つのアプローチはそれぞれ有意義だと思うのですが、私のいまの創作上の問題意識からみると、参加する積極的な動機がどうしても見つからないんです。

イコぴょん: ふむふむ。

小山内 豊: 水を差すつもりはまったくないし、むしろこうした形でtwi文が盛り上がるのはとても面白いことだと思います。

イコぴょん: みなさんの創作上の問題意識に添う形で、やっていきたいと思っています。その問題意識は、きっと深いところで、どの部員にもかかわることだと思うし、書き手の実力を伸ばすには、非常に重要なことだと思います。しかし自分だけでは、そのアイデアが見いだせませんので、ここは基本的な考え方に賛同していただく形で、知恵を貸していただけると非常に助かります。

小山内 豊: いまの創作上の問題意識に沿うかたち、となると、アイデアをひたすら開示することになるのではないか、という懸念があります。とても利己的で申し訳ないのだけど…。

イコぴょん: アイデアを開示とは?

小山内 豊: その競作なりの場に、現在の創作上の問題意識にたいする大なり小なりの答えを持ち寄ること自体が、アイデアの開示になってしまうということです。こういうことを考えてしまう時点で、私には参加資格があるのかどうか。

イコぴょん: 誰にも見せたくないものがあると。もっともなご意見だと思います。

小山内 豊: 本当の意味で、創作上の問題意識に挙げられることに取り組もうとしたら、そうなってしまいます。私の場合ですが。それで、ほかの書きあぐねている方の手助け、ということならば、先にあげられた三つのアプローチはとても面白いと思いますが、これは私自身にとっては、書き手として参加する積極的な動機がないです。サブホストのようなあいまいな役割ならやらせていただきます。個人的な話をしてしまってすみません。

イコぴょん: なるほど、いえ、考え方は色々です。無理を強いることはできませんし、小山内さんにはご自身の作品に集中していただきたいです

6: 人数があつまったようで、よかった。ふろってきます

イコぴょん: 今日はこんなところでしょうか。みなさんおつかれさまでした。