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随筆

2015年

11月

08日

部員の皆様へ(常磐)

11/7 部員の皆様、今月最初の土曜日がやって参りました!

   作品は何か書き上がっておりますでしょうか?

   もしくは、企画のアイデアは浮かびましたでしょうか?

 

   ブログと言いながら、結局直球どストレートしか放れない男です。

   そろそろ新たな動きを……なんて言いながら、結局忙殺される毎日。

   最高じゃねーの。と言えば前向きになれるよ。なんてことが、

   そういえば先日Twitterに流れていました。

   今のこんな状況も、口を揃えて言えばいい。

   最高じゃねーの!!

   結局これもバックアップ対策のための更新に過ぎません。

   それでも、望みを繋ごうとする。この愚直さに「いいね!」

   してください。……嘘です無視してください。

 

   それでも、どうにか前に進もうやという意思、姿勢がまたどこかで

   見つかったら。見つかったのなら。その時は口を揃えて叫ぶのです。

   せーので、叫びます。

 

   最ッ高じゃねーの!!


   なーんて。

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2014年

3月

04日

枯木:Pさん

 青空に枯れ枝が揺れる。気温が上昇傾向にあるから、その先は重さを持っているように見えた。枯れ枝は当然ながら幹から分岐していて、形は一瞬の爆発のようなのにそこにあるのは静止だった。その幹からして、一番太い枝をしめ縄のように寄り合わせたトルネードにしか見えない。木は根と枝しかなかった。十メートル近くある高さの間に何階層もの錯雑とした構造があり、そもそも人間は偉そうに言ってるがここから、分類とか構造化とかいったものを習っていたのだ。笑わせる。枝は笑わずに揺れていた。風はほとんど吹いていなくても十メートルという長さが揺れを増幅させる。垂直から平行に視線を移すと丘の上に自転車と寝転がっている男があった。自分も丘の上にいた。ここには松が生えているが松の枯葉はここではなく丘の斜面に吹き溜まっていた。垂直の時から平行の時までに場所も移動しているので最初に見ていたのは桜だ。松は節くれ立ってはいてもトルネードにはなっておらず藁が巻かれている。松の枯葉は水気が抜けると相当赤みの強い茶色になり、それを背景にすると葉の緑が青に見える。人は相対的色彩感覚しか持っておらず、色相環なんてものの役に立たない。男から三十メートルくらい離れて女がいた。ちょうど芝生に広げていたシートを畳んで歩き出すところだった。三十メートルは離れているがこの丘の上に他に人がいないことを考えると近い。だが二人は他人のようだった。シートは一人分のスペースしかない。女は斜面を降り始めた。反対側の斜面の麓には昨日の雨のぬかるみがあった。すぐ横を通ると、足下をグニャグニャゆがめる心地がした。

 遠くまで眺めると常緑樹は緑だった。人が血を通わせるように樹木がわずかといえども水を通わせているとは、とてもこの時期の樹木の表面を見る限りは思えない。だが確実にそうしていて、人間とは違うスパンでうごめいている。人間のスパンであるおばさんの集団が三、四人その下を通る。一人のおばさんが他のおばさんに何か説明をしている。百メートル近く離れているけれどもその上に見える枯れ枝はごくわずかに揺れている。それは動きとしてはわからないけれども、ここからではケバとしてしか見えない枝と枝の干渉縞がチラチラするのでそれとわかる。

(公園叙景)


#何か雑記的な他の分類作ったら何如んですかね?

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