twitter文芸部のつぶやき

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第2回座談会「twitter文芸部に寄せて」

 

 

 


まだ発足してまもない団体ですが、このようなイベントを開催できるというのは素晴らしいことだと思います。今回、この場で皆さんの意志を確認するとともに、twitter文芸部について振り返り、今後の可能性について議論しました。以下に簡単にまとめるとともに、最後にチャットのログを公開します。

※トークが盛り上がったため、途中休憩を挟んで二部構成になっています。

 

【skypeログ目次】 

 

第1部【twitter文芸部を振り返る】
第2部【twitter文芸部今後の展望について】

 

――――――――――――

第1部【twitter文芸部を振り返る】


twitter文芸部3ヶ月の活動を通して思うこと

ここでは、今までの活動を語りました。
twitter文芸部の発足は8月の最終週、サイト(現別館)の最初の記事がアップされたのが8月26日でした。
発足当初はイコ部長と叢雲 綺によるtwitterでの相互フォロー、作品交換&相互批評を中心に活動しました。
個人のやりとりを中心に、部員の数が少しずつ増え、現在に至るまでの経緯を語りました。
skypeを用いることにより、座談会、読書会などイベントが発展し盛り上がりをみせました。
現在部員は12名。
最近ではskypeが部室のようになっていますが、そこで新規イベントの可能性などが語られているようです。
また、部員の行動力こそが部としての維持・原動力になっているということに話が及びました。


活動(イベントなど)で印象に残ったこと

ここでは今回座談会に参加した部員にとって、印象に残っている活動について話が進められました。
まず挙げられたのは第一回座談会【電子書籍の行方】。
このイベントが後に続くskypeを用いたオンラインイベントの先駆けとなりました。
twitter文芸部にとって今の活気の原動力になった座談会だったという話もでました。
次に挙げられたのが、読書会。
三島由紀夫の「月」を読んだskypeイベントでした。
ホストによるレジュメもよく練られたもので、そこから、また語り合うことで参加者が大いに学ぶことができた有意義な時間と思い返されました。
読書会という試み自体も新鮮で、これもその後に続くイベントの原動力となったことでしょう。
ですが、おそらく最も盛り上がるのは次回の「合評会」。
これはイベントの中で過去最多の8名が参加する、大掛かりなものです。勿論skypeのチャット機能を使用し、部員それぞれの作品を読み、批評・感想を述べ合うという企画です。

その他、イベントではないけれど印象に残っていることとして、「日々の会話」が挙げられました。
何度も書いているようにskypeを使用しているため、部員同士が気楽に会話をすることができる、イベントの裏で会報についての話題が並行しているのも良いということでした。


部員の創作姿勢に思うこと

他の部員が真剣に文学に向き合っている姿に触発される、そういった話題が持ち上がりました。
一つとして同じ作品なんかない、作品から真剣さが伝わってきます。
互いに競い合い、磨きあう関係、作品の投稿報告など日々の会話からそういった関係を作り上げているようです。




第2部【twitter文芸部今後の展望について】


文章を書いてどうしていきたいのか。個人の想い。

ここでは一人ずつ、文章を書いてどうしていきたいのか、という個人の想いを語っていただきました。以下に一人ずつご紹介します(文章はチャットより抜粋、一部補足)

イコ
おれは文章を書いて、プロになりたい。自分が表現の世界に生きていくうえで、あえてアマチュアを選ぶ人もいるけれど、おれは明確にプロ志向をもっています。
そのほうが文学の最前線でいろんな刺激を受けられるし、語る媒体も多くなる
おれは、やはり最終的に読まれないものには価値はないと思っていて、自分の表現が十全にできているもの、かつ読まれるものを目指していきたい。

だいぽむ
僕は明確にプロ志向というわけじゃないです。
日本人が安穏と腰かけているイスを小説という媒体を使ってどんどん蹴り飛ばしていきたい。
人々の確信を粉々に打ち砕きたい。
そのために自分の小説の技術と力をどんどん高めていきたい。
その結果プロになれる力があると周囲に認められるようになれば、プロもいいなぁとおもう。

プミシール
まず、僕は小説をとにかく芸術作品だと考えています。
僕が今まで読んで面白いと思ってきたものは、すべてそのように思うところがあった。
芸術作品はその作者とイコールではなく、作品として独立していると僕は思っています。
ですので、僕が考え、書いた物が、広く世間に届くこと、世間をどうにかさせることを、そんなに期待していません。
ただ、僕の書いたものが、芸術作品として残ればうれしいなと思います。

小説ってすごいことができるんだってことを、自分の技術を使って示したい。それが一人の作者の思いを超えた、小説という名の芸術作品とみなされてほしい。そういう作品を考えて考えて生み出したい。商業主義(売れる売れない)じゃなくて、純粋な力で世に出て認められたい。世に出るために文学賞に出したい。芸術作品は作者のその時の心情を絡めて語られがちですが、そういう説明抜きに、有無を言わせぬ迫力、圧倒する力を持っていて、小説にもそれは絶対あると思っている。というところです。

緋雪
オイラも賞は取ってプロになりたいと思っています。
それでも詩は小説ほど賞はないですし、これだけで御飯を食べている人はほんの数人です。
だから、詩に関しての賞はあるだけ欲しい。
さすがにそれだけ取ればオイラの作品が世に出ることもかなうと思います。
有名どころだとH氏賞は欲しい。
ただ、出版されていないと受賞できないものなので、まず詩を出版させるための賞を取りたい。

叢雲 綺(aya_kumo)
私は「私」抜きで小説は語れないと思っています。
自分を掘り下げるような、自分を形作っている要素が何なのか、それを突き詰めるような、己を抉るような創作活動を展開していきたい。
たとえそれが己を破壊することになっても、です。

※互いにスタンスを確認し合うような形となりました。



twitter文芸部は今後個人の創作とどう関わっていけるのか。その可能性。
来年以降の活動について


twitter文芸部をもっと積極的な活動の場にしたいという意見が出されました。
様々なイベントを通して、個人が学べる機会になればとも思われます。
また、twitterやskypeを通しての積極的な情報発進も今後できるようになることに期待が寄せられました。
来年以降の活動しては、イベントは最低でも月2回、という現行のペースを守っていきたい、会報や同人誌についても話を進めたいという会話が繰り広げられました。
新年には合評会、読書会が予定され、また会報には「私の一冊」と称した作品紹介を盛り込もうと言う話題も出ました。
これらについては今後の会議などで詳細が検討されると思います。



会報、同人誌制作に向けて

会報・同人誌に関してはこの座談会とは別枠で話し合いの場を設けていくこととなりました。
今回は部長による文フリのレポートを中心に話が進められました。
それによると同人誌の無料配布は避けること、表紙などのデザインに凝るということ、サイトを充実させるということが重要な点として説明されました。
どのように作品を見せたいのか、それによって方向性が変わるため、今後の話し合いが重要となります。



今回は、ここで終了となりました。 (文・叢雲 綺)