twitter文芸部のつぶやき

フォロワー募集中!

オフィシャルアカウント

部員のつぶやきはこちら

現在の閲覧者数:

光の国:新嶋樹

光を食べて膨らんだ

獣の細い目のなかに

眠らずうずくまる人びと

 

弱い光じゃ仕方ないと

餌箱にブルーライト

何時間でも腹を満たせる

今のところは……

 

立ち上がる人の

足元のかげは

まあるくそこに貼りついた

 

かげのない人の背は遠ざかる

 

さあ鈍重の

獣はどこへ

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    シロクマ (木曜日, 10 7月 2014 23:22)

    タイトルから桑田佳祐と奥田民生の「光の世界」が頭をよぎる。
    最初からいえば「光の国」とあるから獣の存在は国のメタファーと考える。
    光が何を指すのか。ブルーライトは液晶か。
    いつか人心離れる。
    光の国とは刺激あるインターネットの世界かと憶測する。
    感想が難しい。